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司法試験と予備試験の日程変更

1、延期後の日程発表

コロナの影響を受け、5月半ばに予定されていた司法試験・予備試験は延期となりましたが、
ついに延期後の日程が発表になりました。

司法試験の日程は
令和2年8月12(水)、13日(木)、15(土)、16日(日)

予備試験短答の日程は
令和2年8月16日(日)

論文は令和2年10月頃(未定)

口述は、令和3年1月か2月(未定)

いろいろ気になる点もあると思うので書いていきたいと思います。

2、会場はどうなるのか?

 会場はまだ発表がありませんが、もともと5月の試験で予定されていた会場を抑えられるならそこを使うでしょうね。
また、オリンピックが延期された関係で、使えるところの選択肢は多いかもしれません。

 いずれにせよ、空調が完備された施設であることを願いたいです。

3、再延期はあるのか?

 これは、今後の状況次第ですが、再延期はできるだけ避ける方向で法務省は考えていると思います。
後で述べますが、来年の司法試験の日程や、今年の司法修習の日程に影響が出るからです。

4、今年度の司法修習開始時期

 8月の司法試験が実施となると、3か月遅れですので、合格発表は来年の1月になりそうです。
少し急いだとしても12月発表でしょうか。
 司法試験の論文式試験は、受験生の出来をみて採点基準も変えるでしょうし、試験委員が想定していない(しかし筋が通っている)解答が出てきた場合会議もあるでしょう。
 それほど早い合格発表にならないと思います。

 合格発表が1月だとすると、司法修習の開始は3月(急いで2月)でしょう。
 いっそのこと、この機会に司法修習開始を4月にする案も法務省は検討していると思います。

 現行制度では、ロースクール卒業生は、ローを卒業してから司法試験を受け、合格すると11月から司法修習に行きます。
しかし、卒業後のブランクがあることが従前より問題視されており、ロー卒業前に司法試験を受け、合格者はロー卒業と同時に司法修習に行けるようにする制度が検討されています。

 その制度を実施するために、司法修習開始を4月にしてしまうことも十分考えられるでしょう。

5、来年度の司法試験の日程

 一番可能性が高いのは、従前どおり5月半ばに実施されることです。
出願は11月~12月ですが、司法試験および予備試験の合格発表がそれより後になるので、おそらく出願は2~3月締め切りになるのではないかと思われます。

 ここで出てくるのが、先ほど申し上げたとおり、ロー卒業後にすぐ司法修習に行ける制度の導入です。
この制度を導入するためには、司法試験の時期をずらさなくてはなりません。
 そして有力なのが、司法試験を8月~9月頃に実施する説です。
 ロー2年目の8~9月に司法試験を受験できるようにするには、来年から夏に司法試験を実施することも考えられます。

 いずれにせよ憶測ですが、法務省の動きは注視する必要があります。

6、今年受験される方へ

 勉強のスケジュールが崩れてしまって大変だと思います。
ただ、今が試験3か月前です。試験3か月前だと思って、スケジュールを立て直してください。

 司法試験の人は、論文中心の勉強です(短答がものすごく苦手な人は短答も加えてください)
 予備試験の人は、短答中心の勉強です(短答が余裕な人は論文も加えてください)

 また夏に実施されるので、暑さが苦手な方は、対策を考えましょう。

 ホテル確保や交通機関の手配が必要なかたは、予約を忘れずに。

 受験生にできることは、たんたんと、準備を進めるだけです。

 応援しています。

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エア短答~予備試験エア短答式試験分析会の収録をしてきました

(このブログは司法試験・予備試験受験生向けのブログです)

本日、LEC東京リーガルマインド本社にて、予備試験エア短答式試験の分析会の収録をしてきました。

エア短答というのは、本来予備試験があった5/17(日)の日に、予備試験の短答式問題を解いていただき、
実際に本試験のシュミレートをしていただこうというLECの企画になります。
(エアギターやエアダンスと同じような命名だと思われます)

詳しくはこちらの特設ページをご覧ください。
5/17(日)、「エア短答~予備試験エア短答式試験」を実施します

コロナの影響で会場受験はできないのですが、会場でのアナウンス等もyoutubeで見ることができ、ご自宅で予備試験を受験しているつもりになります。
問題冊子や、会場アナウンスのyoutubeはこちらをご覧ください。
https://youtu.be/l9ho3VuPKLI
問題は5/16(土)12:00によりダウンロード可能になります。

また、5月18日(月)には「分析会」「ミニ論文講義」の動画もアップされます。
復習等にご活用下さい。
https://youtu.be/l9ho3VuPKLI
大変な時期ですが、一緒に頑張りましょう。

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民訴の答案において一般論を書くか否か

今回のブログ記事は、司法試験や予備試験の論文の勉強がそれなりに進んだ人向けです。

さて、司法試験や予備試験の民訴論文で、よく議論になるのが「一般論を書くか否か」

例えば、既判力の一般論はこんな感じです。

既判力とは、前訴の後訴に対する拘束力を言う。既判力が認められる趣旨は、手続保障が与えられたことによる自己責任により許容される点、また、紛争の蒸し返しを防ぐという必要性にある。

これを答案で書くと評価されるのか?
評価されるからどんどん書け派と、点数が付かないから書かない派によく分かれます。

ここで、平成25年司法試験民事訴訟法の出題の趣旨を見てみましょう。

設問に対する解答を超えて「そもそも当事者適格とは‥」といった当事者適格の一般論を論じても特に評価の対象とはしない。 本件事案への当てはめに関しては,登記の移転により遺言の執行が終了したこと及び遺贈目的物の管理処分権が受遺者に帰属していることの二点を指摘すべきであり,仮に遺言執行者が当事者適格をもち続けることとなれば,遺言執行者がいつまでも相続紛争から解放されないこと になって不都合であるといった指摘があれば評価できる

つまり、設問に関係ない一般論を書いても評価しない。しかし、設問に関係する(論じる実益がある)一般論を書くと評価されるということです。

これから、民訴の答案を書くときは、設問に関連する一般論(既判力とか当事者適格とか処分権主義とか)を厚く書いてみてください。

民訴の論文はどうせ時間が余るはずなので、設問に関係する限りで厚く書きましょう。

また、この話を踏まえて、平成25年度民事訴訟法(民事系第3問)設問2 をまだ書いてない人は書いてみてください。

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地味だけど心裡留保が改正された

2020年4月1日に、改正民法が施行されました。
債権法改正が反映されました。

この改正は、危険負担とか、契約不適合責任、詐害行為取消権など、派手な改正に目が行きがちですが、実は総則等の細かいところまで改正されています。

本日は、心裡留保の第三者保護規定についてお話しましょう。
ブログで読む程度がちょうどいい?くらい細かい話ですが、一応対応しておく必要があります。

第九十三条 意思表示は、表意者がその真意ではないことを知ってしたときであっても、そのためにその効力を妨げられない。ただし、相手方がその意思表示が表意者の真意ではないことを知り、又は知ることができたときは、その意思表示は、無効とする。
2 前項ただし書の規定による意思表示の無効は、善意の第三者に対抗することができない。

 2項が新設されました。94条2項と同じような規定です。次のようなケースで理解を深めておきましょう。


Case)Aは、本当は売るつもりがないのに、中古のビンテージ車両をBに売るといい、Bは買うといった。但しBは心裡留保につき悪意である。そして、Bは車両代金の500万円をAに払い、当該車両の引き渡しを受けた。なお、かかる車両は道路運送車両法上の登録を受けていたが、所有者をBに移す手続きはしていない。その後、Bは心裡留保につき善意のCに当該車両を売り、引き渡した。
 一方、Aは、登録上の所有者が自己であることを奇貨とし、当該車両をDに売却した。

 当該車両の所有権は、Cが取得するのでしょうか。Dが取得するのでしょうか。
これは、民法94条2項の解釈が参考になるでしょう。
 まず、Bは心裡留保につき悪意なので、AB売買は無効です(93Ⅰ但)。
しかし、当該無効は善意の第三者であるCに対抗できません(93Ⅱ)。
 ここで、善意の第三者Cが出現すると、AB間の売買契約が有効になるのではなく、93条2項の効果として、Aから直接、当該車両の所有権がCに移転します(いわゆる法定承継取得説)。
 とすれば、A→C、A→Dの二重譲渡類似の関係となりますので、CとDの優劣は、自動車の登録で決するわけです。
(先に登録を得た方が勝ち)。

 民法94条2項にも同様の論点がありましたね。
 理解が不十分な方は、この機会に、法定承継取得説をマスターし、それにまつわる要件事実も復習しておいてください。

 それでは今日はこの辺で。

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民法総則の無料講義(初学者向け)

(司法試験、予備試験受験生向けのブログです)

先日、LEC池袋本校から、ライブ配信したものの録画になりますが、

民法プレ編 と 民法総則第1回目
の講義を無料で公開しております。

もちろん、レジュメもPDFでダウンロードできます。
さらに、民法総則のレジュメは、総則の最後までダウンロードできます。

この機会に、無料で民法総則をマスターしてしまいましょう。

徹底的に具体例にこだわる講義になっております。
実際に司法試験、予備試験の論文に出るのは事例問題。
法律は具体例の中で生きてきます。

民法プレ講義



レジュメはこちら
https://www.lec-jp.com/shihou/yobi/guidance/pdf/index/LU20242.pdf


民法第1回


レジュメはこちら
https://www.lec-jp.com/shihou/yobi/guidance/pdf/index/LU20243.pdf

なお、レジュメは昨年のものから若干修正(かつわかりやすく)しておりますので、昨年までの受講生もぜひどうぞ。

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プロフィール

takeyama

Author:takeyama
知識じゃなくて、リーガルマインドと伝える力
を養成することを目標とする、
LEC東京リーガルマインド司法試験講師武山茂樹のブログです。

近年、司法試験業界でも、まやかしのような勉強法が流行しています。
しかし、起案とその吟味の繰り返しでしか実力はつきません。
私は、起案教育こそが司法試験に役立つとの信念のもと、実務でも通用する正統派の講義を目指します。

新橋虎ノ門法律事務所の共同代表として、弁護士もやっております。
司法試験受験生に役立つ情報を提供していきます。

★その他のブログ等
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