私が直前期にやった学習【中上級向け】

よく、あと1ヶ月でなにをすべきでしょうか、という質問があるので、私だったらこうしました、というのを書いておきます。
私は、短答試験に不安はあまりなかったので、司法試験の直前1ヶ月は論文の勉強を主にしました。

なお、私の司法試験の頃は、短答式試験は7科目でしたので、そこにはご留意下さい。

私が直前期にやった学習法

1、判例百選(憲法・行政法のみ)の確認

 公法系の短答の足きりがなんだかんだいって怖かったのと、憲法・行政法は判例の理解が論文の得点アップにもつながるので、
公法系の百選の読み込みは行いました。
 ただ、憲法と行政法は、活用の視点が異なります。

 憲法は、まず、短答用に判旨を確認しました。そして、論文用に、「この事案なら自分はどう書くか」を考えていく素材、つまり論文の事例問題集のような使い方をしました。憲法の論文式試験は、判例どおり書く必要はないからです。

 一方、行政法は短答用に判旨を確認するとともに、論文用に判例のあてはめにまで目を通しました。
 行政法は、判例のあてはめに用いているロジックが、論文にも役立つからです。

2、論証の読み込みとあてはめの確認
 
 当然、論証集は読み込みます。私は市販の論証集を自分で大幅にアレンジして使ってました。
その結果が、武山作成の論証集です。
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論証は自分で書けなければ意味がないので、論証集を伏せて、自分で口で言えるかどうか試してみました。

会社法はまとめノートを作成しました。条文と制度趣旨と簡単な論証を中心に。
そのまとめノートがもとになった講座が
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になります。

 また、論証を確認する際、あてはめも確認しました。
あてはめから見る論点学習【中上級向け】
 という記事をご覧下さい。

3、比較的短い論文問題の答案構成
 論証の確認と、あてはめの確認に比較的短い論文問題集を使いました。
 答案を書いている時間はないので、答案構成だけにとどめます。
 時間がないときは、頭の中で何を書くか、考えて、解答を見るのでもよいでしょう。

 これは直前期には大事な学習で、あさっての論点に飛びついてないか、修正するよい機会になります。

 LECの論文の森なんかがよい素材となります。これはLECの回し者としていっているのではありません笑。少し長い事例問題(予備レベル)もあり、なかなかよい問題集だと思います。やや冗長な解答があるなどの欠点もありますが、どの問題集でも欠点はありますので、総合的に見ると短い事例問題集の中では、1番よいと思います。

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4、今まで手をつけてなかった答練の論点確認

 皆さんも、まだ書いてない答練や問題があるでしょう。
 理想を言えば書くのが一番です。でもそんな時間ないでしょう。
 そんなときは、問題文をざっとみて、何が論点になっているかだけ確認します。

 だって、答練は予備校が的中を狙っていますから、自分だけ知らないのは不利になるでしょう。
 だから、何が出たかの確認だけはするのです。
 そして、その論点が苦手だったら、そこだけ復習しましょう。

5、大外しした答練の論点確認

 点数が全然取れなかった答練は、苦手分野なので、復習をしましょう。

6、過去問3年分の答案構成と優秀答案の確認

  最近の司法試験の過去問の傾向を再度確認することも重要です。
昔の過去問は今の司法試験と傾向が違うので、過去3年分くらいの問題でいいでしょう。
 それをざっと答案構成して、書くべき論点を落としていないか確認。
(※答案を書く素材として、答案作成してもよいと思います)
 そして、合格者の優秀答案を読んで、合格答案のイメージをふくらませます。

7、要件事実
 新問題研究「要件事実」をざっと確認。
 要件事実的思考は重要ですが、それほど出る分野でもないので、これ1冊で十分だと思います。
 ただ、漫然と読むのではなく、条文を読んで自分で要件事実をひねりだせるかを確認します
 だって、六法を元に、要件事実を書き出せなければ、試験には役立たないですから。

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8、短答対策
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 あと、憲法の統治の条文と、刑法の短答プロパーの条文を素読。

9、答案を書く!
 最後になりましたがこれは大事!少なくとも3日に1通は書きましょう(最低限)。
勘を鈍らせないことが大切です。
素材は何でもいいです。事例問題集でも、答練でも、過去問でも。

私は、最後の調整ということで過去問を使いました。

 私がやったのはこれだけです、これでもだいぶボリュームがあるので、適宜、紙に書き出す答案構成を頭の中の答案構成に置き換えるなどしていきましょう。

 あと1ヶ月、がんばりましょう!!

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あてはめから見る論点学習【中上級向け】

今年の本試験を受ける方は、あと1ヶ月少々になりました。

最後の1ヶ月というのは、本当に実力が伸びる時期でもあります。

やれることは、少ないですが、まだたくさんあります。

学習素材を絞り込んで、1点でも点数が伸びるようにしましょう

そして、9月を笑顔で迎えましょう!

さて、直前期には、論点ごとに論証を覚える、という学習法を取る方が多いと思います。
それは間違いではなく、むしろ正しい学習法です。

しかし、1点留意することにより、飛躍的に学習効率が上がります

論点の中には、これはあてはめが勝負だな、というものがありますよね。

例えば、民法110条の「正当な理由」
これは、善意無過失を意味すると、論証では書きますが、結局はあてはめが勝負になります。

他には、窃盗罪における「占有」
主観と客観を総合考慮するみたいな論証を書きますが、これもあてはめが勝負です。
事後強盗の「窃盗の機会の継続性」もそうですね。

その他、たくさんあると思います。

これらの論証を見る際に、どのような事情を重視すれば+に傾くのか、-に傾くのかを確認して欲しいのです
詳しい基本書でもよいですし、判例集でもかまいません。

民法110条の「正当な理由」の判断なら、民法百選Ⅰの30事件が参考になります。

窃盗罪における「占有」なら、刑法百選各論の28事件の解説をさっと読めば、いろいろな事情が出てきます。

解説は、あくまで「気付き」を得るためですから、しっかり読み込む必要はありません。
判例は「こんな事情を重視しているんだ」と気付ければ十分なのです。

論点や論証を学習する際、あてはめに気を配るだけで、効果はアップします。
(短い論文問題を解くのとやっていることは同じになるのですから)

直前期ですが、創意工夫で乗り切っていきましょう!

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あと2か月でやること

さて、今年司法試験を受験される方にとっては、本試験まであと2か月。

ちょうど答練も一通り終わる時期で、これから何をしようか途方に暮れている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

これからの時期は

論証を正確に書けるようにすること
答案を書くことを続けること(多少ペースが落ちるのは仕方ないですが)

の2つがメインになるでしょう。

私は、最後は働きながらの勉強でしたが、正直、直前期はこの2つしかやっていません。
短答対策もやる時間はほとんどありませんでした。
短答対策としてやったことは、憲法と行政法の判例百選は読んで、あと憲法と刑法の短答プロパー条文を覚えたくらいです。

短答の過去問を解く時間もありませんでした。

しかし、学習の教材を絞り込めれば、それなりの成果はでます。

学習教材を絞り込んで(でも書くことはやめないで)、一歩一歩努力していきましょう。

努力は必ず報われます。

ネガティブなことを考えてしまうかもしれません。

そんなときは、判例百選を手に取りましょう。
そして、適当に開いたページの判例を読みましょう。

あるいは、司法試験ではなく予備試験の論文問題を検討してみましょう。

気がまぎれるはずです。
気分転換になるだけでなく、レベルもアップしてます。

悪いことが頭をよぎったら、何でもいいから勉強する。
その方が有意義なはずです。

あと2か月、頑張っていきましょう。


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採点実感をどう使うか

司法試験には、出題の趣旨と採点実感というものが公表されます。

これは司法試験委員の率直な意見が記されており、大変参考になるものですし、
司法試験合格にとっては「バイブル」といっても過言ではありません。

しかし、一点気をつけなければならないことがあります。

それは、「試験委員の要求を全て満たさなくても司法試験は合格する」
ということです。

出題の趣旨も採点実感も否定しているわけではありません。

むしろ正しいことが書いてあります。

そして、トップレベル合格を目指すなら、これらの要求ほとんどに従わなければなりません。

しかし、(順位はともかく)なんとか合格を目指したいという場合は、やや「過剰な」要求が含まれているのも事実です。

そこで、採点実感を読み込んで
・全受験生に必須のポイント
・トップレベル合格に必要なポイント
などを分けて考える必要が出てきます。

その重要な点を受験生にお伝えするため、私武山は、2月の26日に、採点実感の使い方をお伝えするガイダンスを行います。

司法試験委員が教えてくれない採点実感のそこんトコロ!! ~合格答案に必要な7のポイント~
2017年02月26日(日)15:00~16:30
渋谷駅前本校
※全国LEC本校同時中継あり(詳しくはお近くのLEC本校にお問い合わせ下さい)

本試験が近づいて参りましたが、全力で取り組んで行きましょう。

なお、同じ日に、予備試験の方向けですが、商法の短答ガイダンスもございます。

商法の短答式試験を90分であと5点上げる方法を伝授!
2017年02月26日(日)13:00~14:30
渋谷駅前本校
※全国LEC本校同時中継あり(詳しくはお近くのLEC本校にお問い合わせ下さい)

こちらはまた別の記事でご紹介いたします。



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そこはやる気を資格に変える場所

LECにもこんなCM動画があったんですね。



昔から、ユー○ャンみたいに、AK○の誰かをCMに出して、「私でも合格しました」みたいにやればいいという話はあったそうですが。でも、これテレビ放映はされているのかな。不明ですが。

司法試験に関していえば、やる気はもちろん大切ですが、やる気だけでは合格できません。
なにせ、これをやれば絶対合格できるというものがない試験ですから。
(もちろん、多かれ少なかれどの資格試験もそうですが、司法試験は論文というものがあり、裁量が大きいので、特にその傾向が強いです)。

特に論文の「書き方」が重要ですね。
基本的に私は、LECでは中上級と呼ばれる、ある程度勉強をした司法試験受験生を対象とする講座を持つことが多いですが、
そこでも論文の書き方はポイントになってきます。

答練の解説などでも、論文の書き方には重点を置いています。

これから学習を始める方も、司法試験今年受験する方も、とにかく論文です。
論文力を高めることが、司法試験合格への唯一の道となります。
(ベテラン受験生ほど、短答の勉強に逃げてしまうのですが)。

でもこの動画、司法試験講師が誰もでていない笑

まあそんなことは気にせず勉強をしましょう。私も講義の準備に戻ります。

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プロフィール

takeyama

Author:takeyama
知識じゃなくて、リーガルマインドと伝える力
を養成することを目標とする、
LEC東京リーガルマインド司法試験講師武山茂樹のブログです。

近年、司法試験業界でも、まやかしのような勉強法が流行しています。
しかし、起案とその吟味の繰り返しでしか実力はつきません。
私は、起案教育こそが司法試験に役立つとの信念のもと、実務でも通用する正統派の講義を目指します。

新橋虎ノ門法律事務所の共同代表として、弁護士もやっております。
司法試験受験生に役立つ情報を提供していきます。

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