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合格答案作成講座の模擬講義~旧司平成2年民法を題材に

司法試験、予備試験、ロースクール受験生のみなさまへ、今日は「合格答案作成講座の模擬講義」のご紹介です。

合格答案作成講座とは、LECの2年目講座の中心となる講座でして、入門講座で一通りの法律の基礎を学習した方向けに、
「論文の書き方」を基礎から学べる講座です。

到達目標は、予備試験レベルの論文が書けるようになることです。当然、ロー入試にも対応しております。

私の分類ですが、司法試験関係の論文試験は、3つのレベル(細かく分けると4つ)に分けられます。

レベル1-A 論証を貼り付けて簡単なあてはめをすれば解ける単純な問題
レベル1ーB 旧司法試験レベル(あてはめが簡単という点で、レベル1としてあります)
レベル2   予備試験レベル
レベル3   (新)司法試験レベル

この講座では、旧司法試験や、ロースクール入試問題、LECオリジナル問題、予備試験論文過去問を用いるわけですから、レベル2までをしっかりマスターできます。
また、司法試験受験生だけど、論文の基礎がなっていないという方にもおすすめできる講座です。

例えば、こちらの民法の問題は解けるでしょうか。

Aは、夫であるBの事業が不振で家計にも窮するようになったため、Bに無断で、Bから預かっていたBの実印等を利用し、Bの代理人としてB所有の土地をCに売り渡した。
1(一) Cは、Bに対し、その土地の所有権移転登記手続きをするよう請求することができるか。
 (二) Cは、Aに対し、どのような請求をすることができるか。Cの請求に対するAの反論についても含めて説明せよ。
2 Cが請求をしないでいる間にBが死亡した。A,B間には子Dがいたが、Dは、相続を放棄した。この場合に、Cは、Aに対し、どのような請求をすることができるか。Dが相続を放棄しなかった場合には、どうか。
(旧司法試験 平成2年第1問)

模擬講義ではこちらの問題を解説しておりますので、ぜひご覧ください。



また、合格答案作成講座の魅力や活用法といった、一般的な話はこちらの動画をご覧ください。



お申込みは下の「合格答案作成講座」のリンクをクリックしてください(いきなり申込にはならないので、ご安心下さい)
合格答案作成講座


LECによる合格答案作成講座の説明ページはこちら
合格答案作成講座の紹介

司法試験も予備試験もロースクール入試(既修者対象)も論文が命です。

*LECの無料体験講座の案内はこちら* レベル別に分かれてます。

Web動画視聴(司法試験受験生向け、中上級)
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2020年度司法試験入門講座開講~全体構造編

(このブログは司法試験・予備試験受験生向けのブログです)

今年も、2020年度司法試験入門講座が開講いたします。

1回目は、2020年度3月23日(月)
19時~ @池袋本校
「全体構造編」
になります。

「全体構造編」とは、司法試験・予備試験の主要科目である、憲法・行政法・民法・商法・民事訴訟法・刑法・刑事訴訟法の概要を講義するのですが(少なくともLECのカリキュラムでは)、私の講義では、上記7法の概要はもちろんのこと、
「基礎法学」「法哲学」のうちの法解釈に関連する部分を講義します。

キーワードを挙げると
・英米法と大陸法の違い
・法の階層構造(憲法が法律より上位とか、条例より法律が上位とかそういう話)
・前法と後法との関係
・一般法と特別法
・強行法規と任意法規
・法解釈の方法(分理解釈、論理解釈、反対解釈など)
・裁判のシステム
などです。

これらの知識は、法律解釈の基礎となるのに、予備校のカリキュラムでは取り上げられないこともあります。
(法学部の講義だと、1年生で「法学入門」とかをやりますが、その際に講義されることが多いと思います)

不十分な方も多いので、最初の講義でこれらの知識をお教えするようにしています。
初回は、体験無料ですので、ご興味がある方はぜひお越しください。

また、池袋に来れないよって方も、ビデオブースで視聴できることもありますので(但し当日は無理でしょうが)
LECの各本校にお問合せ下さい。

※私、武山の行っている司法試験・予備試験入門講座の詳細は以下をご覧ください。

武山クラス入門講座

*LECの無料体験講座の案内はこちら*

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新年度武山入門講座の特徴

(こちらのブログは、司法試験・予備試験受験生向けのブログです)

さて、2020年度の入門講座が始まろうとしています。
私の入門講座の特色をご紹介します。
(今年から始まる添削オプションについても解説します)

1、奇をてらわずオーソドックスな講義を

 私の講義は、法律学をまずはしっかり理解してもらい、その上で論証を覚えてもらい、論文を書く力につなげるというスタイルにしています。よく、〇〇思考法じゃなきゃダメだとか、××すべきだとか、そういった指導が司法試験業界にはあると思います。
 逆説的にはなりますが、○○思考法じゃなきゃダメというのは、あまりないと思います。

 むしろ、法律の解釈は柔らかい部分、あいまいな部分があって、逆にその柔軟性を身に着けた方が、司法試験に合格しやすかったりします。
 私の講義は、そういったファジーな部分も伝えていきます。
 歯がゆい部分もあるかもしれませんが、法律というのはそういうものなのです。

2、論文を書くことを意識した講義

 入門講座は、法律の理解や知識のインプットが目的です。しかし、私は、入門講座の段階から、論文を意識した講義をします。
講義の中で、「論文ではこのように書いてください」と言います。
 司法試験・予備試験は論文式試験が一番大切なので、入門段階から論文を意識します。

3、判例分析

 私の講義では(特に、憲法・行政法・、民事訴訟法・刑事訴訟法では)判例分析をします。
判例をただ覚えるだけでなく、どの考慮要素を重視したか、なぜこういう結論になるか、事案を変えたらどうなるか(判例の射程といいます)をできる限り紹介します。
 判例分析は法曹としての必須のスキルであり、また、司法試験でも傾向が変われば問われることがあります。
また、判例分析を(重要判例に限ってでも)することで、短答試験のひっかけポイントもわかります。

4、チェックテスト
 講義の前に毎回チェックテストがあります(通信でもあります)
これは、前回講義した範囲の短答問題と論文問題を、講師自らが作って解いていただくものになります。

 ただ、いきなり解くことは難しいでしょう。その場合、問題を読んで、解説を聞いて理解していただくだけでかまいません。
 入門段階で大切なのは、どういう出題のされ方がなされるのかを把握し、問題に慣れることだからです。

5、具体例を重視
 私の講義では、徹底的に、具体例にこだわります。
法曹は、具体的な事件に対し、法律を適用して、解決する、あるいは解決の方向を示す専門家です。

 また、司法試験の論文式試験も、事例が出ます。
 抽象的な法律の講義では意味がありません。具体例を出します。
 そして具体例に触れることで、法律の理解も深まるのです。

6、たくさん板書をする

 私の講義ではたくさん板書をします。その意図は2つあります。
1つ目は、手を動かすことで、記憶の定着を促進でき、また眠くならないこと。

2つ目は、司法試験の問題を解くときは、図を書きますが、その図の書き方を伝授したいからです。
ぜひ、講師の図の書き方を(言い方は悪いですが)盗んでください。

7、最初から高度なことをわかりやすく

 私の講義では、最初から結構高度なことをやります(もちろん徹底的にかみくだいて解説します)。
なぜかというと、その方が早くゴールに到達できるからです。

 ブログの読者のみなさんは、厚い本と薄い本、同じテーマを扱っているとして、どちらがわかりやすいと思いますか。

 薄い本は手軽です。しかし、薄い本ということは、解説を省略していて、かえってわかりにくいこともあります。
 私の講義は、どちらかというと厚い本です。ロジックをしっかり説明し、様々な論点を正面から解説します。

 正直、大変なときもあると思います。でも、結果として合格レベルに早く到達できるのです。

8、継続率が高いといわれる講義

 司法試験の講義は、内容が高度なこともあって、残念ながら脱落してしまう方もいらっしゃいます。
しかし、私の入門講座は、脱落者が少ない、継続率がいいと、LECの社員からは言われます。

もちろん、しっかりした比較をしたわけではないです。
ただ、続けていただければ、力はつく講義の構成にしているつもりです。

9、添削オプション

 従来の入門講義は、インプット(理解し覚えること)が中心でした。
ただ、司法試験・予備試験の合格にはアウトプット(問題演習や問題の解き方を理解すること)も重要です。

そこで、一定のコース受講生限定にはなってしまいますが、添削オプション(有料)というものを付けました。
このオプションを付けていただくと、講師が「新論文の森」という問題集の中から、解くべき問題を指定し、次回の講義までにそれを解いてきていただき、論文の書き方も含め講師が解説します。答案は、講師自ら添削して返すというものです。

このオプションがあることによって、(本来LECのコースは2年で予備試験合格を目指すものなのですが)1年合格も現実的になってきます。

実際、このオプションがないころにも、私の入門講座から、1年で予備試験に合格した者が出ました。

添削オプションについては以下の動画もご覧ください。


なお、新論文の森の民法は、現在改正民法に対応しておりませんが、講義では改正民法に対応したものを使います。

10、おわりに

 ぜひ武山入門講座の添削オプションを利用して1年合格を目指してください。

※直近のガイダンスはこちらになります。

武山講師が直接添削!1年合格も目指せる武山入門講座
2020年03月14日(土)12:00~13:30 @池袋本校
※上記のガイダンスはyoutubeでのリアルタイム配信もあるみたいです。詳しくは以下のページをご覧ください。
資格・講座説明会 YouTubeライブ配信

予備試験短期合格のスケジューリング方法教えます
2020年03月20日(金祝)13:00~14:30 @池袋本校

※私、武山の行っている司法試験・予備試験入門講座の詳細は以下をご覧ください。

武山クラス入門講座

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ビジネス実務法務検定2級講座

実は、ビジネス実務法務検定2級の講座も、LECで担当しています。

ビジネス実務法務検定は、商工会議所が行っている民間の資格です。
http://www.kentei.org/houmu/

簿記検定の法律バージョンと考えてください(簿記検定も商工会議所が行っています)。

ビジネスにまつわる法律が出題されるので、

民法、商法を中心に、消費者契約法や知的財産法、破産法、裁判手続、労働法、国際私法などの基礎が出題されます。
司法試験とは違って、論点が出るわけではなく、法律の条文を知っていれば解ける問題がほとんどです。
私は、特別法を勉強するきっかけにしようと思い、昔、取得しました。

講座はこちらです。
ビジネス実務法務検定試験®2級スマート合格解法講座


私は特別法を担当し、民法や会社法は司法書士の鈴木先生が担当しています。
法律の勉強をまったくやったことがない人には、入門としてよいと思います。

また、法務部に配属されたけど、法律がよくわからない方にも最適です。

私のパートはレジュメで基礎知識を確認し、問題演習をたくさんやっていきます。

一方、司法試験の勉強を既にしている方にとっては、講座までは必要ないでしょう。
ただ、特別法の勉強にはなりますので、試験が終わってやることない方は、テキストをざっと見ておくと、
将来役立ちます。

ビジネス実務法務検定試験2級公式テキスト〈2018年度版〉

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もちろん、司法試験・予備試験受験生にとっては、司法試験・予備試験の学習がメインですので、脱線しすぎないように気をつけて下さい。

*講座のお知らせ
・重要論点を12時間で!
講師オリジナル論証集 解説講義

・短答が苦手な方は、知識のインプットと過去問演習を!論文対策にもなるよう、論証風に知識をインプットする箇所もあります!!
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・論文対策と短答対策を兼ねて。百選はやっぱり大切です。
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合格答案作成講座

司法試験の論文の伝統的な書き方は、

条文を適用する中で、解釈上の争点(論点)がでてきたら、

問題提起 → 規範定立 → 理由づけ → あてはめ

とするのが通常です。

そのためには、まず、

問題提起 → 規範定立 → 理由づけ のパッケージを覚え(論証といいます)

問題演習を繰りかえすのがよいでしょう。

ただ、受験生は「論証」を覚える作業がメインなんだと勘違いしがちです。
確かに論証を覚える作業は大切で、正直に言うと司法試験の学習の5割近くを占めるでしょう。

しかし、論文の書き方には、それ以前に、何を対象として書くか
(民法なら法的構成をどうするか、憲法なら法令違憲で書くか、適用違憲で書くかなど)、

さらに、あてはめの方法(事実の適示と評価の仕方)も大切です。

上級テクニックでは、与えられた問題文から規範を逆算するというのもあります。

そして、論証を覚えるのは自分でもできますが、論文の書き方やあてはめの方法などは、独学しにくい点もあります。

私の論文講座である

合格答案作成講座<武山・反町クラス>


では、旧司法試験、ロースクール入試問題等の比較的短い問題を題材に、

論点の解説はもちろんのこと、論文の書き方(何を対象として書くか)やあてはめの仕方に重点を置いて講義します。

憲法1回目の講義は、憲法論文の書き方ということで、自由権侵害の典型的な論文の書き方を説明しています。
(生講義は終了していますが、WebやDVDで視聴することは可能です)。

論文の書き方に悩んでいる方にはぜひ受講してほしい講座になっております。

なお、公法系・民事系科目は私武山が担当しますが、刑事系については反町講師が短答します。

*講座のお知らせ
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プロフィール

takeyama

Author:takeyama
知識じゃなくて、リーガルマインドと伝える力
を養成することを目標とする、
LEC東京リーガルマインド司法試験講師武山茂樹のブログです。

近年、司法試験業界でも、まやかしのような勉強法が流行しています。
しかし、起案とその吟味の繰り返しでしか実力はつきません。
私は、起案教育こそが司法試験に役立つとの信念のもと、実務でも通用する正統派の講義を目指します。

新橋虎ノ門法律事務所の共同代表として、弁護士もやっております。
司法試験受験生に役立つ情報を提供していきます。

★その他のブログ等
司法試験と予備試験

一般の方向けのブログはこちら
世界一わかりやすい法律の授業を目指すブログ

不動産の法務と税務

起業の法務と税務

民法の初学者向けのブログはこちら
民法を得意にする!

一般の方向けのブログはこちら
世界一わかりやすい法律の授業を目指すブログ

Twitter
→https://twitter.com/takeyam33102813

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