司法修習の準備と万が一のための勉強を兼ねて
司法試験発表前にやることといえば、この2つでしょう。
司法修習の科目は5科目
民事系は、民事裁判、民事弁護の2科目
刑事系は、刑事裁判、検察、刑事弁護の3科目となっています。
民事系は、実体法の解釈を基礎とした要件事実論と、民事事実認定が聞かれます。
それが、裁判官と弁護士では立場が違うため、2科目に分かれているのです。
(民事弁護は執行保全等も聞かれます)。
一方、刑事系は、刑事実体法の解釈を前提とした、事実認定が聞かれます。
(刑事弁護は、自白の任意性などの、刑事手続法上の事実認定も聞かれます。また、刑事裁判は
刑事手続が問われることもあります)。
そして、要件事実論が民事系で必要なのは明白ですが、
実は、刑法各論の知識が刑事系で必要なのはそれほど知られてないのではないでしょうか。
事実認定の前提として、何が犯罪構成要件なのかを明らかにする必要があります。
それが刑法各論の知識です。
私が修習生のときは、偽造通貨行使罪か取得後知情行使罪の区別の問題が起案ででました。
条文を読めばわかるのですが、それでも刑法各論をきちんと、隅々までやっておくと有利でしょう。
そして、万が一司法試験に落ちてしまって、来年再起を狙うときでも、刑法各論の知識は重要です。
個人的には、刑法各論と民事訴訟法が、受験生は弱いところなので、しっかりやっておくと有利だと思います。
あと発表まで1週間ほどですが、やれることはやりましょう。
合格しても一生勉強です。法律家は情報産業である以上、知識の仕入れは必須です。
来年の再起を狙らう場合でも、勉強漬けの生活です。
*本日水曜日、早稲田本校にて、民法ダイジェスト講義を行います。
8/31(水)16:00~17:30 @早稲田本校
※同時中継はありません
http://www.lec-jp.com/school/waseda/2016/08/5181630261630-1.html
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