入門講座武山クラスの特徴
もうすぐバレンタインですね。

仕事の関係で、西武百貨店に来てるのですが、チョコレートを買うのに長蛇の列ができています。
本日14時からはLEC池袋本校
でガイダンス
「国家総合職と司法試験は両方うけるべき」
ご興味のある方、お時間のある方はぜひお越しください。
さて、私は2017年度からLEC池袋本校
で入門講座を担当(7科目すべて)しております。
本日は、武山クラスの特色について書いていこうと思います。
LECの公式ホームページ
入門講座で学習スタートを 武山 茂樹 LEC専任講師
とは若干違った切り口でご説明していきます。
1、論文突破を見据えた講座
予備試験にも司法試験にも、短答式試験(マークシートの試験)と論文試験があります。
実は、予備試験・司法試験の天王山は論文試験です。
短答試験に合格しなければ論文試験に進めないので、短答試験を重視する受験生は多いです。
しかし、多数の受験生が失敗して、涙を呑んで司法試験から撤退する原因は、論文試験なのです。
なぜか?
短答試験は、知識を身に着けさえすれば点数が伸びます。
しかし、論文試験は、書き方を身につけなければ、点数があがらないのです。
もちろん、論文の書き方を独学で身に着けることは、不可能ではありません。
ただ、きちんとした講師の指導があれば、短期間で書き方を身に着けることは可能です。
長くなりました。
私の入門講座は、あくまで知識を身に着けるインプット講座です。論文の書き方講座ではありません(それはLECでは論文基礎力養成答練というものになります。もちろん私も担当しております)。
ただ、知識を理解し覚えてもらう段階から、
論文を書くことを意識した教え方をします。
具体的には、自分で論文を書くときに、「この要素を重視してください」「この順番で書いてください」と講義で述べていきます。
論文を書くことを意識しながらインプットすることによって、みなさんの論文力は飛躍的に上がっていきます。
また、論文を書くためには、法律の解釈を覚えやすい形でコンパクトにまとめた「論証」をいうものを、
書けるようにしなければなりません。
(コンパクトといいつつ、量はやはり膨大です)。
この論証集を、武山クラスでは7科目すべてにお付けします。
そして講義で扱います。
2、チェックテストの存在
武山クラスでは、講義前の時間を用いて毎回チェックテストをします(自由参加)。
このチェックテストは、短答問題と論文問題を実際に解いていただきます。
簡単な問題を解くことで、理解がさらに深まります。
3、徹底した判例分析
司法試験では、裁判所の判断である判例が重要です。
そして、判例の言っていること(判旨といいます)を覚えることはもちろん重要です。
しかし、それ以上に、なぜ「この事案では判例はこのような判断をしたのか」ということに深く切り込んでいくこが、司法試験では重要なのです(特に、憲法・行政法など判例が重視される科目)。
武山クラスでは、憲法・行政法など判例が重視される科目は、判例分析を行います。
これはロースクールの講義などで行われることですが、予備試験はロースクール修了相当の学力を問うものですし、司法試験はそれ以上のレベルですから、当然身につけなければならないことです。
旧司法試験向けの講義では、ここまでやらなかったと思います。
現在の司法試験・予備試験はここまで必要です。
4、新しい論点を反映させた講座
現在の司法試験予備校のテキストは、旧司法試験向けのテキストがベースになって作られていると思います。これはどこの予備校も一緒だと思います。
なぜなら、かつて司法試験のバブルがありました。そのころ、司法試験受験生は3万人近くいて、予備校の講座も飛ぶように売れたと聞いております。そのころ、現在の司法試験のテキストの原型ができたのです。
したがって、予備校のテキストは、新しい論点(といっても、学会では10年以上前から議論されているでしょうが)が反映されてない可能性があります。
私の講義では、この新しい論点を取り入れています。
例えば、「裁量基準」「多重代表訴訟などの会社法改正部分」「ことばどおりの具体的権利説」などです。
もちろん、予備試験・司法試験の合格に必要な限りで扱うだけですが。
5、抽象論ではなく具体的事例に即した議論を
私の講義を聞いた方から、たまに武山の講義は「アカデミック」ではない、と言われます。
よくよく聞くと、「人権保障と真実発見の調和の観点から」とか「静的安全と動的安全の調和の観点から」などと大上段の議論をあまりしないからのようです。
上記のような抽象論も大切です。
しかし、抽象論のみに終始するような議論は、実務でも司法試験でも受け入れないし、おそらく学問の世界でも受け入れられないと思います(学問の世界は知らないのであくまで想像です)。
現在の法解釈学は、具体的な事案に即した議論が要求されます。
そうでなくては机上の空論になってしまうからです。
なぜこの事案にこの法規が適用されるのか、事案が変わったら結論がどう変わるか。
このような事案に即した議論が司法試験では大切です。
私の講義では、問題となる事案や法制度を丁寧に説明し、「具体的」な法律の議論を展開していきます。
その方が、予備試験・司法試験合格に役に立ちます。
6、高度なことを丁寧に
ちょっと前、経済学の本を読む必要があって、「ミクロ経済学の力」という本を読む機会がありました。

この分野では大人気の本です。
その本の中で、東京大学では経済学は「比較的高度なことを最初から教える」「その方が理解に資する」旨のことが書いてありました。
私は、法律学もそうだと思いました。
市販の、一般向けの法律の本は、わかりやすさを重視するあまり、高度なロジックや法制度の説明を欠いてあるものがあります。もちろん、一般向けですからそれは正しいと思います。
しかし、司法試験ではどうでしょうか。
結局、最後には高いレベルを理解しなければならないのですから、最初から比較的高度なことをやっていった方が無駄もないし、理論的にもすっきりして結局はわかりやすいのです。
ですので、私の講義では、最初から高度なことを教えます。
たとえば、民法で「錯誤」というものがあります。
これは、日常用語でいう勘違いです。勘違いというイメージのまま進める講義も、入門段階ではあるでしょう。
しかし、私の講義では「内心的効果意思と表示の不一致を表意者自身が知らないこと」という定義を最初から扱います。
(もちろん、イメージを作っていただくために勘違いということも出しますが)。
実はこの定義を知った方が、「動機の錯誤」という論点をすっきり理解できるのです。
「特定物ドグマ」なんかも教えておりました(民法改正後は教えないかもしれませんが)
このような理由から、武山クラスでは入門講座で比較的高度なことも扱います。
ただし、相当かみ砕いて、一から丁寧に教えます。
比較的高度なことを扱うということは、逆に言えば、早期合格にも資することになります。
7、実務の話も豊富に織り交ぜた講義
法律は具体的イメージが大切です。特に、民事訴訟法、刑事訴訟法という科目は、実際の民事裁判、刑事裁判に関する法律ですから、実務のイメージがあったほうがわかりやすいです。
実務家でもある武山が、民事裁判、刑事裁判の実態をお伝えします。
受験生にとってわかりにくい科目の代表である、民事訴訟法、刑事訴訟法がわかりやすく、イメージを持てるようになるはずです。
8、まとめ
このように武山クラスは、比較的高度なことを扱う、短期合格を目指すクラスです。
ただ、事案に即した具体的な、そしてかみ砕いた解説をしていきます。
最初は苦しいこともあると思います。でも、予備試験・司法試験の勉強ですから、苦しいのはある意味当たりまえです。
私は、弁護士ですが、後進を育てることも重要な仕事の一つだと思っております。
私と一緒に、予備試験・司法試験にチャレンジされる方をLECは募集しております。
・こちらは入門講座(インプット講義)だけのコース(2018年度は別途新しいご案内があります)
予備試験・法科大学院共通2017入門講座

・こちらは入門講座以外の講座もついた総合的なコース
予備試験・法科大学院共通2年合格コース

*講座のお知らせ
・重要論点を12時間で!
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・短答が苦手な方は、知識のインプットと過去問演習を!論文対策にもなるよう、論証風に知識をインプットする箇所もあります!!
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・論文対策と短答対策を兼ねて。百選はやっぱり大切です。
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仕事の関係で、西武百貨店に来てるのですが、チョコレートを買うのに長蛇の列ができています。
本日14時からはLEC池袋本校
でガイダンス
「国家総合職と司法試験は両方うけるべき」
ご興味のある方、お時間のある方はぜひお越しください。
さて、私は2017年度からLEC池袋本校
で入門講座を担当(7科目すべて)しております。
本日は、武山クラスの特色について書いていこうと思います。
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入門講座で学習スタートを 武山 茂樹 LEC専任講師
とは若干違った切り口でご説明していきます。
1、論文突破を見据えた講座
予備試験にも司法試験にも、短答式試験(マークシートの試験)と論文試験があります。
実は、予備試験・司法試験の天王山は論文試験です。
短答試験に合格しなければ論文試験に進めないので、短答試験を重視する受験生は多いです。
しかし、多数の受験生が失敗して、涙を呑んで司法試験から撤退する原因は、論文試験なのです。
なぜか?
短答試験は、知識を身に着けさえすれば点数が伸びます。
しかし、論文試験は、書き方を身につけなければ、点数があがらないのです。
もちろん、論文の書き方を独学で身に着けることは、不可能ではありません。
ただ、きちんとした講師の指導があれば、短期間で書き方を身に着けることは可能です。
長くなりました。
私の入門講座は、あくまで知識を身に着けるインプット講座です。論文の書き方講座ではありません(それはLECでは論文基礎力養成答練というものになります。もちろん私も担当しております)。
ただ、知識を理解し覚えてもらう段階から、
論文を書くことを意識した教え方をします。
具体的には、自分で論文を書くときに、「この要素を重視してください」「この順番で書いてください」と講義で述べていきます。
論文を書くことを意識しながらインプットすることによって、みなさんの論文力は飛躍的に上がっていきます。
また、論文を書くためには、法律の解釈を覚えやすい形でコンパクトにまとめた「論証」をいうものを、
書けるようにしなければなりません。
(コンパクトといいつつ、量はやはり膨大です)。
この論証集を、武山クラスでは7科目すべてにお付けします。
そして講義で扱います。
2、チェックテストの存在
武山クラスでは、講義前の時間を用いて毎回チェックテストをします(自由参加)。
このチェックテストは、短答問題と論文問題を実際に解いていただきます。
簡単な問題を解くことで、理解がさらに深まります。
3、徹底した判例分析
司法試験では、裁判所の判断である判例が重要です。
そして、判例の言っていること(判旨といいます)を覚えることはもちろん重要です。
しかし、それ以上に、なぜ「この事案では判例はこのような判断をしたのか」ということに深く切り込んでいくこが、司法試験では重要なのです(特に、憲法・行政法など判例が重視される科目)。
武山クラスでは、憲法・行政法など判例が重視される科目は、判例分析を行います。
これはロースクールの講義などで行われることですが、予備試験はロースクール修了相当の学力を問うものですし、司法試験はそれ以上のレベルですから、当然身につけなければならないことです。
旧司法試験向けの講義では、ここまでやらなかったと思います。
現在の司法試験・予備試験はここまで必要です。
4、新しい論点を反映させた講座
現在の司法試験予備校のテキストは、旧司法試験向けのテキストがベースになって作られていると思います。これはどこの予備校も一緒だと思います。
なぜなら、かつて司法試験のバブルがありました。そのころ、司法試験受験生は3万人近くいて、予備校の講座も飛ぶように売れたと聞いております。そのころ、現在の司法試験のテキストの原型ができたのです。
したがって、予備校のテキストは、新しい論点(といっても、学会では10年以上前から議論されているでしょうが)が反映されてない可能性があります。
私の講義では、この新しい論点を取り入れています。
例えば、「裁量基準」「多重代表訴訟などの会社法改正部分」「ことばどおりの具体的権利説」などです。
もちろん、予備試験・司法試験の合格に必要な限りで扱うだけですが。
5、抽象論ではなく具体的事例に即した議論を
私の講義を聞いた方から、たまに武山の講義は「アカデミック」ではない、と言われます。
よくよく聞くと、「人権保障と真実発見の調和の観点から」とか「静的安全と動的安全の調和の観点から」などと大上段の議論をあまりしないからのようです。
上記のような抽象論も大切です。
しかし、抽象論のみに終始するような議論は、実務でも司法試験でも受け入れないし、おそらく学問の世界でも受け入れられないと思います(学問の世界は知らないのであくまで想像です)。
現在の法解釈学は、具体的な事案に即した議論が要求されます。
そうでなくては机上の空論になってしまうからです。
なぜこの事案にこの法規が適用されるのか、事案が変わったら結論がどう変わるか。
このような事案に即した議論が司法試験では大切です。
私の講義では、問題となる事案や法制度を丁寧に説明し、「具体的」な法律の議論を展開していきます。
その方が、予備試験・司法試験合格に役に立ちます。
6、高度なことを丁寧に
ちょっと前、経済学の本を読む必要があって、「ミクロ経済学の力」という本を読む機会がありました。
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その本の中で、東京大学では経済学は「比較的高度なことを最初から教える」「その方が理解に資する」旨のことが書いてありました。
私は、法律学もそうだと思いました。
市販の、一般向けの法律の本は、わかりやすさを重視するあまり、高度なロジックや法制度の説明を欠いてあるものがあります。もちろん、一般向けですからそれは正しいと思います。
しかし、司法試験ではどうでしょうか。
結局、最後には高いレベルを理解しなければならないのですから、最初から比較的高度なことをやっていった方が無駄もないし、理論的にもすっきりして結局はわかりやすいのです。
ですので、私の講義では、最初から高度なことを教えます。
たとえば、民法で「錯誤」というものがあります。
これは、日常用語でいう勘違いです。勘違いというイメージのまま進める講義も、入門段階ではあるでしょう。
しかし、私の講義では「内心的効果意思と表示の不一致を表意者自身が知らないこと」という定義を最初から扱います。
(もちろん、イメージを作っていただくために勘違いということも出しますが)。
実はこの定義を知った方が、「動機の錯誤」という論点をすっきり理解できるのです。
「特定物ドグマ」なんかも教えておりました(民法改正後は教えないかもしれませんが)
このような理由から、武山クラスでは入門講座で比較的高度なことも扱います。
ただし、相当かみ砕いて、一から丁寧に教えます。
比較的高度なことを扱うということは、逆に言えば、早期合格にも資することになります。
7、実務の話も豊富に織り交ぜた講義
法律は具体的イメージが大切です。特に、民事訴訟法、刑事訴訟法という科目は、実際の民事裁判、刑事裁判に関する法律ですから、実務のイメージがあったほうがわかりやすいです。
実務家でもある武山が、民事裁判、刑事裁判の実態をお伝えします。
受験生にとってわかりにくい科目の代表である、民事訴訟法、刑事訴訟法がわかりやすく、イメージを持てるようになるはずです。
8、まとめ
このように武山クラスは、比較的高度なことを扱う、短期合格を目指すクラスです。
ただ、事案に即した具体的な、そしてかみ砕いた解説をしていきます。
最初は苦しいこともあると思います。でも、予備試験・司法試験の勉強ですから、苦しいのはある意味当たりまえです。
私は、弁護士ですが、後進を育てることも重要な仕事の一つだと思っております。
私と一緒に、予備試験・司法試験にチャレンジされる方をLECは募集しております。
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予備試験・法科大学院共通2017入門講座

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・論文対策と短答対策を兼ねて。百選はやっぱり大切です。
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