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直前期にはあてはめの確認を~強制処分と任意処分

本試験まで、あと2週間少々になってきた。

緊張している人、何をしていいかわからない人、必死に勉強している人など、いろいろだろう。

あとは体調に気を付けて、最終調整をしていくほかない。

ここで、ぜひ直前期にやっていただきたいのが、捜査法のあてはめ確認である。

例えば、強制処分と任意処分の区別で
「相手方の同意なく重要な権利利益を制約する処分」が強制処分とする規範を使うとしよう。

どの程度の権利侵害があれば、強制処分となるか、考えてほしいのだ。

たとえば、警察官が、所持品検査の際、被疑者の手を3秒間押さえた。
3秒間手を押さえる行為は、強制処分だろうか。

おそらく、3秒間という短時間に、身体全体ではなく、手を動かす自由のみを制約したにすぎないのだから、
重要な権利利益を制約するとまではいえず、任意処分である

とあてはめをするだろう。

逆に、所持品検査の際、被疑者を警察官が3人がかりで1時間羽交い締めにした。
この事例はどうだろう。

これは、1時間という長時間にわたり、被疑者の身体活動の自由を完全といっていいほど制約したのであるから、重要な権利利益を制約したといえ、強制処分である(実質逮捕)とするだろう。

このように、強制処分と任意処分の区別にあたっては、どんな権利利益の制約があって、それがどの程度なのか具体的に述べてほしいのだ(意思の制圧~という規範を使う人も同じ。どの程度の意思の制圧があるかしっかり認定する)。

これがあてはめというものである。
直前期にぜひ確認してほしい。

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プロフィール

takeyama

Author:takeyama
知識じゃなくて、リーガルマインドと伝える力
を養成することを目標とする、
LEC東京リーガルマインド司法試験講師武山茂樹のブログです。

近年、司法試験業界でも、まやかしのような勉強法が流行しています。
しかし、起案とその吟味の繰り返しでしか実力はつきません。
私は、起案教育こそが司法試験に役立つとの信念のもと、実務でも通用する正統派の講義を目指します。

新橋虎ノ門法律事務所の共同代表として、弁護士もやっております。
司法試験受験生に役立つ情報を提供していきます。

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