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自白の基礎知識チェック

受験生の方は、お疲れだろうから、ちょっと違う点から民訴の勉強をしよう。

今はなくなった民訴の短答問題から、論文知識を確認する。

2012年の63問である。これの正誤を判断するのだが、必ず理由をつけて判断して欲しい
そしてその理由付けを口で言って欲しい。
理由付けがすらすら出てこない方は、自白の基礎知識を確認しよう。
まだ間に合う。

〔第63問〕(配点:2)
自白及びその撤回に関する次のアからオまでの各記述のうち,判例の趣旨に照らし正しいものは
幾つあるか。後記1から5までのうちから選びなさい。(解答欄は,[№72])

ア.当事者が証拠として提出した契約書について,相手方がその成立の真正を認める旨の陳述を
した場合には,裁判所は,証拠によっても当該契約書の成立の真正を否定することができない。
イ.口頭弁論の期日において相手方の主張した事実を争うことを明らかにしなかった当事者は,
次回以降の期日において当該事実を争うことができない。
ウ.自白の撤回は,第三者の刑事上罰すべき行為によって自白をした場合にもすることができる。
エ.自白の撤回は,時機に後れたものとして却下されることはない。
オ.自己に不利益な陳述をした当事者は,相手方がその陳述を援用する前においても,当該陳述
を撤回することができない。
1.1個2.2個3.3個4.4個5.5個

アは×である。自白の対象は主要事実であるところ、文書の成立の真正は主要事実ではない。

イも×である。当事者は、口頭弁論終結時まで争うことができるからである。

ウは○。自白の撤回が許される一場合である。
理由付けはきちんとできるようにすること(書けるようにしておくこと)。
例えば、自白が成立すると、禁反言原則により撤回が許されなくなる。しかし、刑事上罰すべき他人の行為により自白した場合には、帰責性がなく、禁反言原則を適用する基礎に欠ける。従って、自白の撤回が許される。
などど書くのである、

エは×である。自白の撤回も攻撃防御であるから、157条の適用がある。

オも×である。先行自白は、相手方が援用すれば自白として扱われる。とすれば、援用前には撤回は許される。

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プロフィール

takeyama

Author:takeyama
知識じゃなくて、リーガルマインドと伝える力
を養成することを目標とする、
LEC東京リーガルマインド司法試験講師武山茂樹のブログです。

近年、司法試験業界でも、まやかしのような勉強法が流行しています。
しかし、起案とその吟味の繰り返しでしか実力はつきません。
私は、起案教育こそが司法試験に役立つとの信念のもと、実務でも通用する正統派の講義を目指します。

新橋虎ノ門法律事務所の共同代表として、弁護士もやっております。
司法試験受験生に役立つ情報を提供していきます。

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